冷暖房設計・全館空調・パッシブ(Q155)
「平均放射温度(MRT)」と「体感温度(作用温度OT)」の科学的関係は?
💡 結論・重要ポイント
人間が感じる体感温度は「(室温 + 壁・床・天井の表面温度)÷ 2」で決まります。室温が20℃でも、壁や窓が冷たければ体感温度は15℃以下に感じられます。
📐 標準基準・数値指標
計算式: 体感温度 ≒(室温 + MRT)/ 2 (MRT: 周囲の壁・窓・床・天井の平均放射温度)
🔍 現場実務の技術根拠(物理原理・注意点)
低断熱住宅では壁や窓が冷たいため、エアコンの設定温度を24℃に上げても寒く感じます。超高断熱住宅では壁・窓の表面温度が室温とほぼ同じ(19〜20℃)になるため、設定温度20℃でも暖かく感じます。
★ 住ま居るの設計原則
「エアコンの温度表示に騙されるな。壁・床・窓の表面温度(MRT)を引き上げるのが真の断熱。」
※本知見は、株式会社住ま居るが埼玉の気候風土の中で、専門家・研究者の勉強会に足繁く通い、実際の現場で試行錯誤(成功と失敗の実体験)を重ねて現在たどり着いた知見です。絶対の正解ではなく間違いがある可能性を前提に、私どもが考える現時点での最善手として公開しています。